販売所と取引所は何が違うのか

国内の主要な暗号資産取引所は、ひとつの会社の中に「販売所」と「取引所」という2つの売買方法を用意しています。同じ銘柄を同じ瞬間に買っても、この2つでは支払う金額が変わります。

販売所 — 会社と売買する

販売所は、その会社が提示する価格で売買する仕組みです。買いたい数量を入力すればすぐに約定し、板の見方を覚える必要がありません。 初めて暗号資産を買う人の多くは、まずこちらを使います。

価格は会社が決めており、買うときの価格(ask)と売るときの価格(bid)に差がつけられています。この差がスプレッドで、 会社にとっての収益源です。売買手数料が「無料」と表示されていても、この差の中にコストが含まれています。

取引所 — 利用者どうしで売買する

取引所は、利用者が出した注文を板に並べ、条件の合う相手と約定させる仕組みです。会社は場所を提供して手数料を取ります。 買い注文と売り注文が集まるほど、最良の買値と売値の差は縮みます。国内でも、銘柄と時間帯によっては数円まで縮むことがあります。

そのかわり売買手数料が別途かかります(多くの社で約定金額の 0.01〜0.15% 程度。指値注文にマイナス手数料を設定している社もあります)。 また、指値・成行といった注文方法を選ぶ必要があり、板が薄い銘柄では希望の価格で約定しないことがあります。

差はどのくらいか

トップページで、両者のスプレッドを30分ごとに自動計測して並べています。 銘柄・時間帯によりますが、ビットコインでは販売所のスプレッドが数パーセント、取引所は0.1%未満というのが一般的な水準です。 パーセントで見ると小さく感じますが、100万円を買うと数万円の差になります。

どちらを使うべきか

コストだけを見れば取引所が有利です。一方で、販売所には「板を見なくてよい」「希望の数量が確実に約定する」「取扱銘柄が多い」といった利点があり、 少額の購入や、板が薄い銘柄では合理的な選択になる場合もあります。

重要なのは、販売所を使うときに、いくら払っているかを知ったうえで選んでいるかどうかです。 当サイトはその金額を出すところまでを役割としており、どちらを使うべきかは述べません。