スプレッドが広がるのはどんなときか

スプレッドは一定ではありません。広がりやすい場面には共通する条件があり、そのほとんどは「取引が薄い」か「価格が読みにくい」かのどちらかです。

1. 相場が急に動いているとき

価格が短時間で大きく動くと、売り手と買い手の見ている水準がずれます。板では最良気配の間隔が開き、販売所では会社が価格変動リスクを負うため、 提示レートの差を広げて対応します。重要な経済指標の発表直後や、大口の取引が入った直後に起きやすい現象です。

2. 取引が少ない時間帯

国内の暗号資産市場は24時間動いていますが、参加者の数は一定ではありません。日本時間の早朝は取引が薄くなりやすく、 板に並ぶ注文が減るぶん最良気配の差が開きます。週末や連休も同様の傾向があります。

3. 取扱いの少ない銘柄

ビットコインやイーサリアムに比べ、取引量の少ない銘柄はスプレッドが広くなりがちです。板が薄いため、 少額の注文でも最良気配が動きます。販売所側も在庫リスクが大きいため、差を広めに設定する傾向があります。

4. システム障害・メンテナンス前後

取引が一時的に制限されると、再開直後に注文が集中して板が乱れます。この間はスプレッドが通常より広い状態が続くことがあります。

実測で見るとどうなるか

当サイトは30分ごとに自動計測しているため、こうした変動が記録として残ります。トップページのグラフで、直近7日間の推移を確認できます。 「◯月◯日時点」の一度きりの数字ではなく、幅を持って見ることをおすすめします。

実務上の意味

急いで売買する理由がないのであれば、値動きが落ち着き、参加者が多い時間帯のほうがコストは小さくなりやすい、というのが実測から言えることです。 ただし、待っている間に価格そのものが動く可能性があり、スプレッドの節約分を上回ることもあります。 当サイトはコストの計測値を出すのみで、売買のタイミングを推奨するものではありません。