JFX / ORDER EXECUTION

JFXの注文方法とスリッページ
成行・ストリーミング・逆指値の違い

JFXは27種類の注文方法を案内していますが、短期売買で先に理解したいのは「約定を優先するか」「価格のずれを制限するか」です。成行、ストリーミング、指値、逆指値の約定条件と、許容スプレッド・許容スリップの役割を分けて確認します。

4つの基本注文を先に比較

注文価格の指定主な特徴注意点
成行指定しない約定を優先有利・不利の両方向へスリッページする可能性。流動性や数量によっては約定しない場合もある
ストリーミング表示レートで発注許容スリップを設定できる許容幅を超えて不利に動けば不成立。有利な方向はそのレートで約定
指値有利な価格を指定通常は指定価格で約定価格に到達しなければ約定しない。月曜始値などは有利にずれる場合がある
逆指値損切り等の価格を指定指定レート到達後に成行注文を発注指定価格での約定は保証されず、急変時は不利にずれる可能性

成行は価格より約定を優先する

JFXの取引説明書では、成行注文はレートや時間にかかわらず約定を優先させたい場合に使う注文です。発注時の表示価格と執行時の現在レートに差があれば、有利にも不利にもスリッページする可能性があります。

「成行なら必ず約定する」とも限りません。公式書面には、流動性が低い場合や注文数量によっては約定しない場合があると記載されています。経済指標時、早朝、大きな数量では画面上のスプレッドだけでコストを判断しないことが大切です。

ストリーミングは不利なずれを制限する

ストリーミング注文は、画面に表示されたレートを指定して発注し、許容スリップを設定できます。JFXのFAQでは、注文執行時に許容幅を超えて不利な方向へ動いた場合は不成立になり、有利な方向なら実際のレートで約定すると説明されています。

JFXの対円通貨ペア:1pip = 0.001円USD/JPYで許容スリップを10pipsに設定すると1銭相当です。一般的な「1pip=0.01円」と定義が異なるため、入力単位を必ず確認します。
狭くすれば常に有利とは限りません

許容スリップを狭くすると不利な価格での成立を抑えられる一方、値動きの速い場面では注文不成立が増えます。価格の確実性と成立しやすさのどちらを優先するかで設定が変わります。

許容スプレッドと許容スリップは別物

設定確認するもの防ぎたい状況JFXでの対象
許容スプレッド発注時の売値と買値の幅スプレッドが広がった状態での発注ストリーミング・クイック注文
許容スリップ発注価格と執行時価格のずれ発注後の不利な価格変動ストリーミング・クイック注文

許容スプレッドは「クリックした瞬間の提示幅」、許容スリップは「クリック後、執行されるまでの価格差」を制御します。片方だけ設定しても、もう片方のリスクを自動的に抑えるものではありません。また、全決済など別の成行系注文には許容スリップが適用されない場合があります。

逆指値は損失額を保証しない

逆指値は指定価格に達すると成行注文を発注する仕組みです。損切りラインを決めるうえで重要ですが、相場が飛んだ場合や流動性が低い場合には、指定価格より不利な価格で約定する可能性があります。週明け、重要指標、突発ニュースでは、想定損失にスリッページ分の余裕も持たせます。

短期売買で残したい4つの記録

  1. 発注時の売値・買値とスプレッド
  2. 発注価格と実際の約定価格
  3. 約定・不成立の別と注文方法
  4. 通貨ペア、数量、時刻、重要指標の有無

公称スプレッドだけでなく、実際のスリッページと不成立率まで記録すると、自分の取引時間・数量に合う注文設定を比較できます。当サイトの計算機では、スプレッド相当額と往復回数を円換算できます。

参照した公式資料

注文仕様は2026年9月8日に公式資料で確認しました。取引ツールや条件は変更される場合があるため、発注前に最新の取引画面・説明書をご確認ください。

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