メイカーとテイカー — 手数料が2種類ある理由

取引所形式の手数料表を見ると、多くの社で数字が2つ並んでいます。これは注文の出し方によって手数料が変わるためです。

2つの役割

メイカー(Maker)は、板に注文を並べて約定の機会をつくる側です。指値注文がこれにあたります。 板に厚みが生まれるため、取引所にとっては歓迎される注文です。

テイカー(Taker)は、すでに板にある注文と即座に約定させる側です。成行注文や、既存の気配とぶつかる指値注文がこれにあたります。 板の厚みを消費する側になります。

なぜ手数料に差をつけるのか

板が厚いほど、利用者は不利な価格で約定するリスクが減り、その取引所は使いやすくなります。そこで取引所は、 板に注文を出してくれるメイカーの手数料を安くし、場合によってはマイナス(手数料を受け取れる)に設定して、注文が集まるよう促しています。 国内では、メイカー -0.02%、テイカー +0.12% といった設定が見られます。マイナスの場合、約定金額に応じて手数料が戻ります。

実務上の意味

急ぐ理由がなければ、指値注文でメイカーになるほうが手数料の面では有利です。ただし指値は約定しない可能性があり、 待っているあいだに価格が動くこともあります。手数料の差と、約定しないリスクのどちらを取るかという判断になります。

なお手数料率は各社が随時改定します。当サイトでは手数料率は追跡しておらず、スプレッドのみを計測対象としています。 最新の手数料は各社の公式サイトでご確認ください。

販売所には この区別がない

販売所は会社と直接売買する形式のため、メイカー・テイカーという概念がありません。そのかわり、 コストはスプレッドに一本化されています。トップページで、その水準を各社比較できます。

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